ヘリテージング
あっと驚く広告タワー 尾山神社神門
加賀藩を株式会社になぞらえると、時代の変化を読み誤って倒産に追い込まれた2万人の社員を抱えた名門大企業といえないか。その後、起業に成功した元幹部社員有志が、創業社長である前田利家をしのんで明治6年に建立したのが尾山神社だ。ところが時代はすでに明治の御世(みよ)、かつての封建領主を慕う風潮はすでに薄れ、参拝客もまばらな閑散とした神社であったらしい。
明治8年、本殿の前にあっと驚く神門が造られた。和洋中の無国籍建築。龍宮城を思わせる3層の塔上にはネオンならぬ5色のステンドグラスまではめられていた。いわば尾山神社の広告タワー。大工の津田吉之助苦心のデザインだった。景観法
などというものがない当時であっても悪評紛々であったろうことは想像に難くない。
しかし、参拝客は明らかに増加したというから面白い。昭和十年に国宝となり昭和25年に国の重要文化財に指定された。
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Information

【案内】

 
◆開館時間
境内参拝自由

【お問い合せ】

尾山神社
石川県金沢市尾山町11-1
TEL:076-231-7210
 

【アクセス】

 
◆バス
北鉄バス「南町」より徒歩3分