ヘリテージング

 

 

いいシゴト、してますねえ 山居倉庫

山居倉庫は明治26年から昭和2年にかけて建てられた12棟の米倉だ。お宝鑑定団の鑑定士風にこの倉庫を解説するとこうなる。
「出羽庄(でわしょう)内(ない)藩14万石の12代当主酒井忠宝(ただみち)。この人は明治になって鶴岡藩知事を務めたりするのですが、山居倉庫は、明治 26年にこの酒井家によって建てられた酒田米穀取引所付属倉庫に間違いありません。できた当時は7棟だったんです。置屋根といいましてね、屋根が二重になっていて、倉庫の中の米が発する熱を逃がすと同時に、外の熱を防ぐ構造にもなっているんですね。倉の西側に41本の美しいケヤキの並木があるでしょう。あれは別に景観上そうし
たのではないんですよ、夏の西日と冬の季節風から倉を守っているんですね。瓦ぶき、土蔵造りの木造平屋建て。いや、いいシゴトしてますねえ」
この倉庫に値段はつけられないが、その昔、NHKの朝の連続テレビ小説「おしん」にも登場したとあって、その名は台湾にまで知られ、いまや酒田観光のドル箱となっている。
現在もJA全農庄内が所有する現役の農業倉庫だが、その一棟は「庄内歴史資料館」となり、さらに2棟は「夢の倶楽(くら)」という観光施設として観光物産協会が運営している。多くの歴史的価値ある建造物と同様、転用保存の道を進んでいるようだ。
米国歴史保存法では、保存建築物はただ
ノスタルジーのためだけでなく、経済的にも地域貢献をすべきであるとうたっている。稼がざるもの残るべからずということか。いかにもアメリカらしい。  
近隣のヘリテージングスポット検索
Information

【お問い合せ】

社団法人 酒田観光物産協会
〒998-0838
山形県酒田市山居町1-1-20
TEL:0234-24-2233