ヘリテージング
シュシュポッポの野外博物館 大井川鐵道
『汽車ポッポ』という童謡は2つあるそうだ。作詞作曲・本居長世の『汽車ポッポ』。「お山の中行く汽車ぽっぽ ぽっぽ ぽっぽ 黒いケムをだし しゅしゅしゅしゅ 白い湯気ふいて〜」というあの歌。
もうひとつの『汽車ポッポ』は、作詞・富原薫、作曲・草川信。「汽車 汽車 ポッポ ポッポ シュッポ シュッポ シュッポッポ ぼくらを乗せて シュッポ シュッポ シュッポッポ〜」。これは元歌(もとうた)が『兵隊さんの汽車』という軍国調だったので、終戦直後GHQにより現在の歌詞に変えられたといわれる。
大井川鐵道は、19駅40キロの路線を、SL急行が毎日往復する貴重な野外鉄道博物館だ。鉄道会社が経営する鉄道路線
を博物館と呼ぶのも変かもしれないが、欧米では、役割を終えた市内電車や蒸気鉄道を、そのままシステムとして動かしながら残す「保存鉄道」が盛んに行われている。
いま大井川鐵道の線路上を走るのは、日本の鉄道史を飾る名だたる蒸気機関車や、私鉄のスター特急車両ばかりだ。そういう意味で大井川鐵道はたんなる輸送機関というより、鉄道文化を動態保存しながら鉄道ファンの夢とロマンを乗せて走る、長さ40キロの野外博物館といったほうが似合っている。
古い駅舎や橋梁(きょうりょう)など、「施設」を訪ねて歩く鉄道ヘリテージング名所は全国にあるが、ここは数少ない「車両」
のヘリテージング名所。
石炭と水で走る鉄道ヘリテージングは、ひと味違う。トンネルに入って煙にむせながら慌(あわ)てて窓を閉める(14のトンネルがある)、こんな昔懐かしい体験は、どんなハイテクを駆使したヴァーチャル・リアリティでも体験できない。
 
近隣のヘリテージングスポット検索
Information

【お問い合せ】

  大井川鐵道 鉄道サービスセンター
    TEL:0547-45-4112(9:00〜17:30)
◆URL
http://www.oigawa-railway.co.jp/