ヘリテージング
世界遺産に負けない夢 別子(べっし)銅山」
鉱山ヘリテージングのメッカ別子銅山には、世界遺産アイアンブリッジを目指してもらいたいと思う。アイアンブリッジは、イングランド中部を流れるセバーン川沿いに発達した製鉄の町である。
広大な渓谷には6つの博物館と、5つの産業遺産が当時のままに散在する。学校、農場、商店街など19世紀の建物が並ぶ野外博物館には、蒸気自動車が走り、ヴィクトリア時代の衣装を着て役になりきったボランティアの人たちが、語り部となって観光客を楽しませる。産業遺産を生かしたオープン博物館都市……。これは別子銅山のために、新居浜の観光カリスマ森賀盾雄(もりがたてお)氏が提唱したコンセプトでもある。
四国山脈赤石山系に眠る住友金属鉱山の遺跡群。東西10キロ、南北20キロ、深い森に覆われた山道を歩いて行くと、赤レンガや石積みの巨大な産業遺跡に出会う。
鉱山の町はどこも繁栄と衰亡の歴史を持つが、森賀氏はここを「住友のインカ帝国」と呼んでいるらしい。そういえば、インカの人々が山上に残した空中都市マチュピチュも世界遺産。
現在、別子銅山は端出場(はでば)と東平(とうなる)地区ふたつのゾーンに、テーマパーク「マイントピア別子」を開設している。
はでば駅で鉱山鉄道に乗り込む。中尾トンネルをくぐり芦谷川鉄橋を渡ると行く手
には観光坑道が待っている。機関車は操業時の鉱山鉄道をダウンサイズした観光用だ。確か足尾銅山にもこういう施設があった。
ここにはアイアンブリッジにも真似のできないものがある。効能は、神経痛、五十肩、痔疾、慢性消化器病…。温泉のあるヘリテージング名所なのだ。
 
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Information

【案内】

 
◆開館時間
9:00〜16:00
◆休館日
毎週月曜日・国民の祝日(祝日が日曜と重なる場合は開館)
年末年始(12月29日〜1月3日間)
◆観覧料
無料

【お問い合せ】

別子銅山記念館
  〒792−0846
愛媛県新居浜市角野新田町3−13
TEL:0897-41-2200
◆URL
http://www.sumitomo.gr.jp/related/index02.html
 

【アクセス】

 
◆車
松山自動車道「新居浜」インターチェンジより車で15分
予讃線「新居浜駅」より車で10〜15分