ヘリテージング
東の横浜、西の舞鶴 舞鶴赤レンガ倉庫
平成3年に発足した全国組織「赤煉瓦ネットワーク」には、「赤煉瓦倶楽部舞鶴」も創設メンバーとして参加していた。横浜での発足式では、舞鶴が2年後に建設予定の「赤煉瓦博物館構想」を発表し、横浜が「赤煉瓦パーク構想」のある港のレンガ倉庫を案内したという。いまや東西を代表する赤レンガ名所が、プランとして姿を見せ合ったわけである。
舞鶴は軍港の町だった。世界に類例のない「赤煉瓦博物館」も、もとは旧海軍の水雷庫。中に入ると「天平の甍(いらか)」や、メソポタミアの煉瓦、アウシュビッツ収容所や広島、長崎の原爆に晒(さら)された煉瓦など、古今東西の歴史を見つめてきたレンガが並ぶ。
かつて引揚船の着く港として、つらい戦後史のシンボルにされた舞鶴は、その戦争が残したレンガ倉庫によって、都市イメージを回復したのだから皮肉な話である。
「岸壁の母」から「赤煉瓦サマージャズ」の舞鶴へ、なんという変身だろう。
舞鶴赤レンガヘリテージングは、国道27号沿いの北吸(きたすい)地区がメインとなる。道路沿いに連なる旧海軍のレンガ倉庫群。市役所前に建つ市政記念会館もかつての銃砲庫だ。舞鶴倉庫株式会社が所有する3棟、サマージャズはここで行われる。いまも海上自衛隊が使用している7棟。民間も自衛隊も夜間はライトアップで観光サービスに努めている。
近隣のヘリテージングスポット検索
Information

【アクセス】

 
◆電車
JR舞鶴線「東舞鶴駅」から徒歩15分
◆車
舞鶴若狭自動車道「舞鶴東」インターチェンジから車で15分