ヘリテージング
漱石と子規が同居した 愚陀仏庵
松山中学に赴任した夏目漱石が下宿先の離れに自ら名づけて住んだのが愚陀仏庵。人になじめない漱石は下宿してすぐこの町に住む親友正岡子規へ連絡をとる。すでに重病の子規だったが、こちらは頼りにされるとなりふりかまわず助けたくなるという親分肌、結局2階に漱石、1階に子規が住みここで二人の下宿生活が始まった。
何事も大将にならねばすまぬ男と漱石に評される子規は、この下宿で友人を呼んで句会を開くなど楽しく暮らしていたようだ。漱石も次第に子規のペースに巻き込まれてゆく。1年ほどで漱石は松山を去るが、陽気で無邪気な子規は、漱石にとってかけがいのない親友だった。子規と同
居した52日間が漱石文学に大きな影響を与えたことは間違いない。
愚陀仏庵は昭和20年に空襲で焼失したが昭和57年に萬翠荘裏に当時のまま復元された。木漏れ日の中に建つ質素な建物だが、文学好きにはたまらない近代遺産だ。
土・日・祝日にはお茶席がある。
近隣のヘリテージングスポット検索
Information

【案内】

 
◆所在地
愛媛県松山市一番町3丁目3-7
◆開館時間
9:00〜17:00(お茶席:10:00〜16:00)
◆休館日
月曜(12〜3月はお茶席休み)
◆観覧料
見学無料、お茶席300円

【お問い合せ】

愛媛県美術館分館 郷土美術館
TEL:089-921-3711
 

【アクセス】

 
◆電車
JR松山駅前より道後温泉行き市内電車で7分。「大街道」下車、徒歩5分
◆バス
松山観光港より、リムジンバスで35分「大街道」下車、徒歩5分
◆空路
松山空港より車で約20分
駐車場は、分館横を利用することができますが、駐車場台数に限りがありますので、できるだけ公共交通機関等のご利用をお願いします。